こんにちは。こう接骨院の院長木ノ上洸です。
今日は前回の続きである食事について三原則の話を書いていきます。
身土不二
私たちの身体は生まれた土地や気候風土と呼応しあっています。
そのため、民族ごとに体質や病気との関係も変わってきます。
“地産地消”という言葉が浸透してきましたが、体質の面から言っても
食は地元の旬の食品や伝統食を取ることが自然なのです。
これが食の3原則(適応食、身土不二、一物全体食)の1つ「身土不二」です。
この法則から外れたことにより起きている問題がたくさんあります。
今回は、身土不二の法則が人にとってなぜ必要なのか、
これらの問題とともに見ていきましょう。
肉食型民族、穀物型民族
外国の方、狩猟民族だった地域の国の方は肉食中心の
食生活により基礎代謝を30%高めて体温を上げています。
こうした肉食型民族は、肉に多く含まれる脂肪や
たんぱく質を消化・代謝する身体能力が穀物菜食型民族
よりも高くなっています。
すなわち肉食型の民族は、膵臓で作られるリパーゼ
(油脂分解酵素)や糖代謝を司るインシュリンの分泌が多く、
腎臓における窒素・尿素・水分代謝も高いのです。
そのため糖尿病になりにくい体質と言えるのですが、
それでも糖尿病になるのは過食による肥満が原因の多くで、
BMIの高い人が多いのです。
一方、穀物菜食型の民族である日本人は遺伝的に
少ないエネルギー(糖質、たんぱく質、脂質)でよい
節約型で、肉食型の身体能力は持ち合わせていないため、
体質的には糖尿病になりやすいのです。
実際に糖尿病でBMIが高い人の比率は低く、ストレスや
不眠、過労、老化などが主な原因となっています。
ポストハーベスト農薬が使われている
食料の輸入で最も気になるのがポストハーベスト農薬の使用です。輸入食品食品には遠距離を運ばれてくるため防カビ剤などが使われています。
畑などで使われる農薬と違い、食物そのものに使われるため、その危険性が指摘されています。
ポストハーベスト農薬は、輸入のオレンジやレモン、グレープフルーツ、バナナなどに使用され、皮から果肉にまで浸透しています。
こうした物質を体に取り込まないためにも、
なるべく国産の旬の果物を食べるようにしましょう。
引用(元氣通信)より
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は一物全体食について触れて書きます。